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* 翻訳方針として以下の優先順位とする。 | * 翻訳方針として以下の優先順位とする。 | ||
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** 英語を強調するための " " (ダブルクォート) は、原則として「」に置き換える。 | ** 英語を強調するための " " (ダブルクォート) は、原則として「」に置き換える。 | ||
*** (例) push the "OK" button. → 「OK」ボタンを押してください。 | *** (例) push the "OK" button. → 「OK」ボタンを押してください。 | ||
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Zanata で翻訳する際の注意事項をまとめます。 | Zanata で翻訳する際の注意事項をまとめます。 | ||
− | + | * RST 記法 (<code>``</code>, <code>**</code>, <code>:command:`xxx`</code> など) が終わった後には、必ず半角スペースを入れる。 | |
+ | ** OK : <code>``何か`` があります。</code> | ||
+ | *** <code>``</code> の後ろに半角スペースがあります | ||
+ | ** OK : <code> ``これ`` 、 ``それ`` 、 ``あれ`` があります。</code> | ||
+ | *** 「、」「。」の前に半角スペースを入れるのは日本語としては気持ち悪いかもしれませんが、入れておくとドキュメント作成時の警告がなくなります。 | ||
+ | * RST 記法 (<code>``</code>, <code>**</code>, <code>:command:`xxx`</code> など) の囲みの中で、先頭や最後に半角スペースをいれない。 | ||
+ | ** NG : <code>`` something``</code>, <code>``something ``</code>, <code>:term:` ファイアウォール <firewall>`</code> | ||
+ | *** 上記の NG 例では、囲みの中の、先頭や最後に半角スペースが入っています。この場合も警告が出ます。 | ||
+ | * <code>:term:</code> を翻訳する際は、かならず元の用語の参照を残す。元の用語は < と >で囲む。 | ||
+ | ** <code>:term:`API server`</code> → <code>:term:`API サーバー <API server>`</code> | ||
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[[I18nTeam/rst-markups]] にもまとまっています。 | [[I18nTeam/rst-markups]] にもまとまっています。 |
Latest revision as of 11:29, 10 June 2016
日本語翻訳基本ガイドライン
翻訳用語集も参考にしてください。
質問があれば Gitter や openstack-ja ML で気軽に相談してください。
一般事項
- 「ですます」調の使用を基本とする。
- 用語集だけは「である」調を使用する。
- 句読点は「、。」を使用する。「,.」は句読点として使用しない。
- 翻訳方針として以下の優先順位とする。
- 広く使われている用語を使う。
- できるだけ日本語(漢字、ひらがな)にする。
- カタカナを使う。
- 英語のままにする。
- 翻訳に揺らぎがある場合、以下の優先順位で翻訳をそろえる。
- Dashboard (Horizon) 関連
- OpenStack Client (openstack コマンド)
- ドキュメント関連
- その他
- 外来語のカタカナ表記は、原則として語尾に長音表記をつける。
- (例) -er/or 系 : アーキテクチャー、ユーザー、セクター
- (例) -y 系 : セキュリティー、バイナリー、ユーティリティー
- 一語の途中についても、ほとんどは長音表記を使うが (例: インターフェース)、長音なしの慣習に従う場合もある。
- (例) ファイアウォール
- 通信学会、電機業界を中心として長音なしが一般的ですが、最近のデスクトップ系は標準は長音表記であり、採用が広まっているので長音表記にしています。
- 中黒(・)は使用しない。
- (例) ○ カスタムスクリプト
- (例) × カスタム・スクリプト
- 英単語と日本語の間には半角スペースを入れる。
- ○
これは English word です。
- ×
これはEnglish wordです。
- ○
- 数字は、漢数字、ギリシャ数字や全角アラビア数字を使用せず、半角アラビア数字を使用する。
- ただし、「一部」「一方」、「四捨五入」のような熟語の場合には漢数字を使用する。
- コロン (:)、スラッシュ (/)、ハイフン (-) などの記号やカッコ類は全角ではなく半角を使用する。
- 英語を強調するための " " (ダブルクォート) は、原則として「」に置き換える。
- (例) push the "OK" button. → 「OK」ボタンを押してください。
- 英語を強調するための " " (ダブルクォート) は、原則として「」に置き換える。
個別事項
- 「ください」のかな漢字表記は、「○○を下さい」と「○○してください」のように使用する。
- 「〜なし」「〜のため」「〜すること」もひらがなで記載する。「〜無し」「〜の為」「〜する事」などは避ける。
RST 文書翻訳時の注意事項
openstack-manuals のドキュメントでは RST (ReST) 記法が広く使われています。 Zanata で翻訳する際の注意事項をまとめます。
- RST 記法 (
``
,**
,:command:`xxx`
など) が終わった後には、必ず半角スペースを入れる。- OK :
``何か`` があります。
-
``
の後ろに半角スペースがあります
-
- OK :
``これ`` 、 ``それ`` 、 ``あれ`` があります。
- 「、」「。」の前に半角スペースを入れるのは日本語としては気持ち悪いかもしれませんが、入れておくとドキュメント作成時の警告がなくなります。
- OK :
- RST 記法 (
``
,**
,:command:`xxx`
など) の囲みの中で、先頭や最後に半角スペースをいれない。- NG :
`` something``
,``something ``
,:term:` ファイアウォール <firewall>`
- 上記の NG 例では、囲みの中の、先頭や最後に半角スペースが入っています。この場合も警告が出ます。
- NG :
-
:term:
を翻訳する際は、かならず元の用語の参照を残す。元の用語は < と >で囲む。-
:term:`API server`
→:term:`API サーバー <API server>`
-
書き足していきましょう。
I18nTeam/rst-markups にもまとまっています。